プロに尋ねるVAPE最前線!日本でのVAPE利用の実情は?

プロに尋ねるVAPE最前線!日本でのVAPE利用の実情は?

雑貨製品やヘルスケア製品の企画・開発、製造、物流(輸出入)、納品までをマネジメントする株式会社トレードワークスは電子タバコを直接自社でネット販売しているほか、グループの香港法人ではイギリス発の高級VAPEブランド「リバティフライツ」の個人輸入サイトの運営をしているなど、近年電子タバコ事業に力を入れている。今回は同社の宮本靖浩氏(営業本部 執行役員 本部長)、谷口秀樹氏(営業本部マネージャー)、鹿仁島正和氏(営業部営業三課チーフ)の3方に日本の電子タバコの実情や流行、売れ筋商品について話を伺ってみた。


Q:最初に電子タバコ産業に御社が参入された経緯を教えてください。

宮本:弊社の代表が結構チェーンスモーカーなんですけど、とあるパーティ会場で誰かが吸っているのを見て興味を持って調べはじめたのがきっかけです。その後、いろいろと検証していく中で「これはいけるかもしれない」と取り組むことに決めました。それがちょうど去年の9月頃です。たまたま社員のつてでお詳しい方を見つけて、その方をコンサルタントとしてお招きして、一から教えてもらいました。Joyetech、Aspire、Innokin、iSmokaといった電子タバコブランドの工場もいくつかまわって製造の工程を見学したうえで、取扱いを決めました。

Q:どういう顧客層をターゲットにされているのですか?

宮本:普段からタバコを吸われているサラリーマンの方たちはもちろんなのですが、もう少しカジュアルで、若い人向けのものも扱っていければと考えています。

Q:反響はどうですか?

谷口様
谷口:最初はスターターキットと言われる、これから電子タバコをはじめる人のためのセットが売れだして、今はリピートのリキッドとか、アトマイザーが売れるようになってきています。電子タバコは非常にリピート率が高い商品という印象です。小売り関係の仕事をずっとやってきましたが、リピート率の高さは他のジャンルの様々な商品に比べてもすごく高いと感じています。

Q:リキッドについてはどういったものが人気ですか?

谷口:一番はメンソール系。あとフルーツ系、エナジー系も人気ですね。抜きん出ているのがメンソール系。フルーツ系とメンソール系で、ストロベリーメンソールとか、そういった商品も人気ですね。

Q:リキッドに含まれる成分で、一般的にVGは煙量が多く吸いごたえがあり、PG(プロピレングリコール)はフレーバーのノリがよいと言われていますが、リバティフライツのリキッドはどちらが売れていますか。

谷口:イギリスではPGが人気です。日本ではVG(ベジタブルグリセリン)の方が人気があります。実は、イギリスサイドから、日本市場に合う商品を開発中との話を聞いています。

Q:本体だとどういった商品が売れ筋でしょうか。

本体 ・Eleaf「iStick」(写真:左)
・Joyetech「eGo one」(写真:右)

谷口:Eleafの「iStick」や、Joyetechの「eGo one」をお勧めしています。使い心地が最高に良いんです。「iStick」はコイルとドリップチップが2つついているので吸いごたえも自分で調整できる便利な商品です。リキッドの楽しみ方は2種類あって、口の中に含ませる甘いタイプ、肺まで吸い込むタイプとあるんですけど、その辺も選べる構造になっているんです。値段も6,300円(税込)と廉価で販売しています。今後はこの辺のモデルに人気がシフトしていくのではないでしょうか。形状の上での持ち運びやすさとか、そういったことも販売の課題になると予想しています。邪魔にならない携帯用のケースも注目されてくるかもしれませんね。

Q:店頭と通販だとどっちが売りやすいと思われますか?

谷口:今は通販ですね。店頭はなかなか利益がとれないんですよ。問屋さんとかも絡んできますし、コストがどうしても高くなります。でも、サラリーマンの利用者を今後増やそうと思うと店頭もやらないといけないでしょうね。間違いなくリピーターは増えていくだろうし、今後はサラリーマンの初心者の方をどう取り込んでいくかが焦点になると思っています。消費者に「どこへ行けば電子タバコが手に入るのか」を認識してもらうことで、電子タバコ事業は日本でそれなりの規模に成長していくのではと思っています。

Q:国内外問わず、電子タバコへの規制が徐々に厳しくなってきています。それが市場に与える影響はどのようにご覧になっていますか?

谷口:批判的な見解も含め、いろんな論議が今後国内で出てきた方がいいと思っています。市場に出回っているものは現状、まだまだグレーな商品が多いんです。厚生労働省がグレーな部分をどんどん指摘して、基準を作っていってもらえば、我々も商売がしやすくなります。基準ができることによって、弊社の商品がいかに安全かをアピールしやすくなるんです。


認知度は向上しているものの、まだまだ未開な電子タバコ市場。流通の多様化や利用者層の拡大が今後成長の鍵を握るのかもしれない。

(取材・文:名鹿祥史)

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