アメリカ西海岸の常識!最近よく聞くVAPE(ベイプ)って何?

アメリカ西海岸の常識!最近よく聞くVAPE(ベイプ)って何?

欧米では、今や当たり前の存在で、あまりの普及率の高さから、たばこではないのに、規制をかける地域が出るほどもてはやされている「VAPE」。

蒸気を発する電子タバコの一種なのですが、その種類は多種多様。今回は、カリフォルニアからVAPE情報を発信する情報サイト「JPvapor」を運営する株式会社AMDIAの伊藤淳也氏に、VAPEの種類、ブームのきっかけ、カリフォルニアでの常識について聞いてみた。
株式会社AMDIA・伊藤淳也氏

利用層・VAPEカルチャーについて

Q今年に入って、よくニュースなどで見かけるようになった電子タバコですが、中でも最近は、「VAPE」という言葉を耳にするようになりました。VAPEとはいったいどのようなもので、アメリカではどんな人が使っているのですか?

Aカリフォルニアでは、20代が主な利用層です。サーファーやHIPHOPなどの音楽を好むような若者の間では、「VAPEカルチャー」と呼ばれ、親しまれています。
ここで言うVAPEカルチャーの対象となる電子タバコは、VAPORIZER(ヴェポライザー)という電子機器のタンクに、様々な香りや味がついた液体を注入し、ボタンを押すと熱せられ、発生する水蒸気を吸い込むリキッド電子タバコを主に指します。

さらに、レオナルド・ディカプリオなどが使ってブームとなった、bluをはじめとする使い捨てタイプのVAPEは、ひと世代前という認識のようです。

種類について

Qひとくちに電子タバコと言っても、いろいろな種類があるんですね?

Aそうですね、まず大きくはタバコ葉を使用したものと、リキッド式電子タバコに分けられます。
タバコ葉を使用したものはまだ種類が少ないのですが、例えば昨年から国内で販売されている「Ploom」という商品があります。
一方リキッド式の中には、先に述べた旧式の使い捨てタイプのもののほかに、ペンタイプ、モッドタイプ、デジタルモッドタイプがあります。

Qそれぞれの特徴を詳しく教えていただけますか?

Aペン型バッテリータイプは、リチウム電池と各パーツが一体型となっている最もスタンダードなタイプで、専用のUSB充電器で充電します。20~50ドル程度で販売されています。

モッドタイプは、リチウム電池と外枠が別となっているタイプ。カリフォルニアの「VAPEカルチャー」の中心的存在で、リチウム電池のみ数本持ち歩くだけで電源を確保できるので便利です。
仕組みや使用方法が複雑なため、VAPE SHOPなどの専門店での取り扱いのみになっています。価格は80~200ドル。

デジタルモッドタイプは、モッドタイプの拡張版で、オーム数に合わせたワット、ボルトの変更が可能です。こちらも専門店のみでの取扱いで、価格は100~300ドル。

ブームのきっかけ

Qこれまでも電子タバコは存在したのに、どうしてモッドタイプから「VAPEカルチャー」と呼ばれるまでのブームに発展したのですか?

A大きく2つ、有名セレブたちの愛用と、口コミの力 が大きいと思います。
そもそも、旧式の使い捨て電子タバコのブームは、レオナルド・ディカプリオやリンジー・ローハンがbluを愛用していたことからはじまります。それらの商品が、コンビニやガソリンスタンドなど、タバコを販売している場所に並ぶようになりました。これらは「VAPEカルチャー」ブームの下地なっていると思います。

それから、「VAPEカルチャー」の中心であるリキッド式の認知が広がり、VAPEショップと呼ばれる専門店が増えるようになりました。 ブームに一気に火がついたのは、歌手のケイティ・ペリー、俳優のザック・エフロンが愛用していたからです。SNSのクチコミ効果も影響し、現在のブームに至ります。

楽しみ方・販売場所

Qでは、カリフォルニアの若者たちは、実際、どのようなシーンでVAPEを嗜んでいるのでしょう?

A主にVAPE SHOPと呼ばれる専門ショップで購入します。商品知識が豊富なスタッフがいる他、好みのフレーバーに専用液(Eリキッド)を調合してくれるお店もあり、試し吸いが出来ます。
さらに、VAPEバーという専門バーもあり、こちらではお試し用リキッドの入ったアトマイザーがカウンターに並んでいて、持参したヴェポライザーに取り付けたり、店にあるヴェポライザーを借りて色々なリキッドを試し吸い出来ます。

規制について

Qアメリカは、喫煙に厳しい国というイメージがありますが、VAPEへの風当たりは?

A既存のタバコと比較したVAPEのイメージは、ニコチンが含まれないものもあるので、気軽で、タールが無く健康、おしゃれでかっこいいというイメージです。
だからと言って、禁煙グッズとして愛用されているのではなく、若年層を中心に、まったく新しい「VAPEカルチャー」として受け入れています。
一部のレストランや特定の施設には、「No Smoking, Vaping OK」とあり、禁煙エリアでも吸うことができます。規制や課税については、その流れを受けて、これから決まっていくという段階だと思います。実際に、ニューヨークやロサンゼルスなど、すでにブームになった都市を中心に、公共の場所での使用禁止令が出ています。

健康被害の問題について

Q 昨今、電子タバコによる健康被害について様々な意見が飛び交っていますが、今後 VAPEカルチャーを普及して行く上でどの様な認識で捉えていますか?

A 確かに電子タバコから発がん性物質が検出された、などの記事を見かけますが、 厳密には検査の対象となっている製品は我々が扱っているVAPOR製品とは少し異 なる旧世代電子タバコなので該当はしておりません。

我々が扱うVAPOR製品の中にも製品の仕様、素材、電圧設定やEリキッドの配合成 分によっては害を及ぼすものもあるとは思いますが、日本よりも成分規定が厳 しいアメリカで広く普及している製品を選定したり、高電圧により使用を避け る、取り扱う製品は定期的に専門機関の検査を通す、など、対応策は様々です。

実際に厚生労働省からの公式配布資料のまとめには、最良と最悪のシナリオと言 う2つが記されていましたが、最良のシナリオには、「近い将来タバコを吸う人が いなくなり電子タバコが普及される」、最悪のシナリオには「タバコも電子タバコも 蔓延する」とありましたので、いずれも数年の間に電子タバコすなわちVAPEカ ルチャー、VAPOR製品が広く普及して行く事を国が明示していると捉えています。

今後も日本の皆さんが安全にVAPEを嗜んでもらえるように、念入りなチェックを欠 かさず行いながら普及に勤しんで行く考えです。
伊藤さん、大変興味深いお話、ありがとうございました。

タバコの代替品や、禁煙グッズとしてではなく、全く新しいスタイリッシュな嗜好品として認知されている「VAPE」。
日本のファッショニスタたちも、海外セレブの情報がブームのきっかけになることが多いですが、VAPEは本体のデザインをカスタマイズできることから、一部ではファッションアイテムとして用いられることもあるのだそう。日本ではどのように広がっていくのか、今後の動向が気になります。

情報提供 from JPvapor

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