プロに尋ねるVAPE最前線!VAPEは危険?の評価との戦い

プロに尋ねるVAPE最前線!VAPEは危険?の評価との戦い

電子タバコが世界的にブームになりつつある昨今、これからの市場拡大を期待する声の影で密やかにささやかれるのが電子タバコ危険説。今回は電子タバコを直接自社でネット販売しているほか、グループの香港法人にてイギリス発の高級VAPEブランド「リバティフライツ」の個人輸入サイトを運営している株式会社トレードワークスの宮本靖浩氏(営業本部 執行役員 本部長)、谷口秀樹氏(営業本部マネージャー)、鹿仁島正和氏(営業部営業三課チーフ)の3方にメディアが最近取り上げる電子タバコ危険説について検証してもらった。


Q:電子タバコが世界的にブームになる反面、メディアでは電子タバコの危険説が記事として取り上げられるケースがあります。どういうものに問題があると指摘されているのでしょう。

谷口:前回報道されたものによると、一番問題になったのがホルムアルデビドとアセトアルデビドの問題でした。それに関する検査は当然弊社でも分析センターで行っています。アセトアルデビドが一番問題になっているのですが、弊社の扱う商品の検査では検出されませんでした。ホルムアルデビドに関していえば、そもそもが空気中にある物質なので、検出されないということは絶対にありえないものです。各社がよく言う「ホルムアルデビドが検出されませんでした」というのは、「それは検出されました。ただし数量は微量ですよ」ということ。そういうような言い方で各社対応しているんです。言い回しとしては恐らくそれが正解で、弊社もそうしています。

Q:ホルムアルデビドとアセトアルデビドの問題については「発がん性物質が、紙巻き煙草の煙の10倍含まれていた」というセンセーショナルな報道のされ方でした。

谷口:「通常の煙草の10倍のものが検出された」というのは一部古いタイプの商品から検出されたもので、いわゆる現在の水蒸気タイプでないものから10倍検出されたというのが真相です。その情報に関しても検査方法がきっちり確立されていない状態の検査で、メディア側の興味で面白おかしく報道されてしまったというのが正直なところ。検査の内容もわからない、基準も不明確な一部の結果をもって、電子タバコが危険なものだというのは非常に短絡的な考え方だと思います。

Q:日本では今後、電子タバコの扱いについてどのような展開になっていくと予想されますか?

谷口:たぶん、電子タバコも5年くらい経てば、国の見解がきちんと出てくると思います。個人的な予想ですが、恐らくニコチンなしのリキッドに関しては、言ってみれば食品。成分は食品添加物なので、体内に入っても平気なもののはずです。だから販売は特に規制が入ることはないだろうなと思っています。ただ食品ということの位置づけになった時は、食品表示法は適用されるので、それに対する製造表記はここまでしなさいとか、そういうことが出てくる可能性はあるかなと予想しています。とはいえ、発表してからすぐにというわけにはいかないでしょう。商品を撤収するということになると専業でやっていた事業主さんが潰れてしまうことも予想されます。だいたい2、3年の移行期間をもって、そこまでにこのような表記をしなさいという形になると思います。そこへ移行する過渡期が存在してくるんじゃないかなと思っています。ニコチンが極度に入っているものであれば話は別ですが、日本の企業が販売しているものは、ニコチンゼロなので、万が一口に入っても大丈夫なんです。

Q:副流煙に関しては電子タバコは発生しないという話ですが、ニコチン入りのものでもそうなのでしょうか?

谷口:タバコのような副流煙という話になればないでしょうね。副流煙の定義も何をもって副流煙というかという問題もあります。各社、電子タバコに関しては「副流煙はありません。水蒸気です」と謳っています。ただし、害がゼロではないとは思います。そこをゼロと言ってしまうと全くの間違いになってしまいます。売る側も今後は世間の誤解を招かないように正しい情報を伝えていくべきだと思っています。


まだ、その成分や製造工程に不明確な部分も多い電子タバコ産業。今後は、国、メーカー、販売業者が正しい情報を公開・共有しあうことで、より安全で信頼できる市場作りができるのかもしれない。


(取材・文:名鹿祥史)

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